マーケットニュース

AI予測はアナリストに勝てるか

<2019年12月13日>

こんにちは!JFSメールマガジン担当の春原桃子です。
お客様にお配りするノベルティグッズとして、我がマーケット局金融ソリューション部ではJIJI PRESSのロゴ入りモバイルバッテリーを用意しました。直属の上司は「来年はマーケット女子カレンダーがいい」と主張してきたので、「それならマーケット男子カレンダーも作るべき」と言い争いになりました。何はともあれ、どんなグッズが喜ばれるかを考えるのは楽しいですね。今後もぜひご期待ください!それでは、今週の編集長コラムをどうぞ。

==============================
AI予測はアナリストに勝てるか

 先週、人工知能(AI)を活用した将来予測技術の現状と課題を紹介する講演やパネルディスカッションを行うイベントに行ってきました。主催者によると、聴衆は約100人で会場は満席。メーカーやIT企業のほか、全体の約4分の1を銀行や証券、運用会社の金融関係者が占めたとのことです。この分野への関心の高さがうかがえます。

 イベントを主催したのは、2016年創業の「xenodata lab.(ゼノデータ・ラボ)」(東京都渋谷区)という新興フィンテック企業です。過去の膨大なニュースや企業の決算情報を自然言語処理技術を使って解析し、世界で起きるさまざまな現象が上場企業の業績や素材の需要に与える影響を予測する事業を展開している会社で、時事通信とも提携しています。

 ゼノ社が提供しているサービス「ゼノブレイン」では、「米中貿易摩擦」を例にすると次のような予測が示されます。摩擦の激化で中国は大豆など農産物の輸入先を米国からブラジルなどに切り替える→南米から農産物を運ぶための輸送需要が生じる→海運会社の増収要因になる。こうした因果関係がいくつもピックアップされます。証券界ではずっと以前から「風が吹けば桶屋が儲かる」式の推測で「○○関連株」などのテーマを取り上げてきましたが

 

メルマガ登録読者限定記事

この記事を読むためには
メルマガ登録が必要です。(無料)

※Webブラウザーのクッキー(Cookie)を有効にしてください。

メールマガジン
最新のリアルタイムマーケットニュースとデータをお手元に
よく読まれている記事
メルマガ一覧

過去分を表示する

メルマガ採録記事一覧

メルマガ採録記事一覧へ

関連製品 & お知らせ