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ポーランドでゲーム産業急成長

<2021年8月24日>

こんにちは。JFSメールマガジン担当の松原蒼空(あおぞら)です。
先日、今どきの小学生事情について聞いたところ、体育で水泳の授業がない、そもそも学校にプールがない場合もあるという言葉に驚きました。私が小学生だった時は、水泳の授業はもちろんのこと、川遊びや遠泳のプログラムがあったので、時代を感じました。
それでは、本日の記事をどうぞ。

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2021/08/23 07:02

〔欧州週間経済動向〕ポーランド、ゲーム産業が急成長=国挙げ推進、ヒット作次々

EPA時事
EPA時事

【ベルリン時事=須永野歩】東欧のポーランドで、ゲーム産業が急成長を続けている。ロールプレーイングゲーム(RPG)の「ウィッチャー」シリーズなど、国産の世界的なヒット作が次々と誕生。新型コロナウイルス禍による巣ごもり需要もあり、輸出に大きく貢献している。理数系の人材が豊富で優秀なプログラマーが多いことが成長の下地となったが、近年は政府や経済界が国を挙げて業界を後押ししている状況だ。

 ポーランド企業開発庁は昨年、144ページに及ぶ同国のゲーム産業の現状についてのリポートを作成。それによると、同国のゲーム業界全体の売上高は2016年時点で3億ユーロ強だったが、19年には4億7900万ユーロまで拡大した。うち96%を輸出が占めるという。巣ごもり需要が増えた20、21年はさらに増加したとみられる。

 同庁のオレシュトゥック長官はリポートの前文で「過去10年間、ゲーム業界は想像しがたいペースで拡大した。バーチャルな世界に娯楽を求める傾向が強まっていることを考えれば、一段の成長が見込まれる」と強調した。

 ポーランドのゲーム業界の代名詞的存在が、ゲーム開発や販売を手掛けるCDプロジェクト社。「ウィッチャー」のほか、米俳優キアヌ・リーブスさんが出演し、昨年に世界で1300万本以上を売り上げたRPG「サイバーパンク2077」などを開発した。企業開発庁のリポートによると、同社だけで国内のゲーム業界の売上高の2割強を占める。

 米国から輸入したCD―ROMソフトの販売業者として1994年に創業した同社は、2002年に自前の開発スタジオを設立。07年に初の自作ソフトとして「ウィッチャー」を発売した。15年発売のシリーズ3作目「ウィッチャー3」は世界で3000万本以上が売れ、数々の賞を獲得した。

 ただ、ゲーム業界の拡大につれ、同社の市場シェアは相対的に低下。現在は約440の開発会社がしのぎを削っている状況だ。ポーランドは理数系の教育水準が高く、18年の国際学習到達度調査(PISA)では、数学的応用力、科学的応用力ともに欧州3位となった。豊富な人材が集まり、業界を活性化させている。企業開発庁によると、企業の新陳代謝も激しく、17年から20年の間に120社が閉鎖された一方、160社が新たに設立されたという。

 経済界や教育の現場でも、ゲームを後押しする動きが進む。ワルシャワ証券取引所は19年、主要株価指数に、ゲーム関連銘柄を集めたサブ指数「ゲーム指数」を加えた。昨年には、1990年代に起きた「サラエボ包囲」に着想を得て開発された、戦時下での市民のサバイバル生活を題材とする「ディス・ウォー・オブ・マイン」が、ゲームとして初めて学校の「推薦教材」に指定された。

 新型コロナの猛威は収まらず、巣ごもり需要は依然として大きい。ポーランドのゲーム産業の快進撃も当面続きそうだ。(了)
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本日もメールマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。金曜日の配信もぜひご覧ください。 松原

 

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