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東京市場サマリー(2日)

2020年06月02日 17時19分

緊急事態宣言が解除されてから初の月曜日の朝を迎え、小雨の中マスク姿で通勤する人たち=1日、東京都千代田区の東京駅前
緊急事態宣言が解除されてから初の月曜日の朝を迎え、小雨の中マスク姿で通勤する人たち=1日、東京都千代田区の東京駅前

 【東京株式】大幅続伸=景気底打ち期待

 国内外の経済活動再開に伴う景気の底打ち期待を背景に、幅広い銘柄が買われた前場の流れが午後も続いた。日経平均株価は前日比263円22銭高の2万2325円61銭、東証株価指数(TOPIX)は18.93ポイント高の1587.68と、ともに大幅続伸。銘柄の79%が値上がりし、下落は18%だった。出来高は13億3573万株、売買代金は2兆4090億円。

 【東京外為】ドル、107円台後半

 東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は終盤、じり高基調となり、1ドル=107円台後半で推移した。午後5時現在は107円74~82銭と前日(午後5時、107円52~52銭)比22銭のドル高・円安。ユーロは終盤、対円、対ドルともに方向感を欠いた。午後5時現在は1ユーロ=119円93~94銭(前日午後5時、119円87~87銭)、対ドルで1.1127~1128ドル(同1.1148~1148ドル)。

 【東京債券】先物、強含み

 債券先物は強含み。長期国債先物の中心限月2020年6月物は前日比02銭高の152円19銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債358回債利回りは変わらずの0.005%。

 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、マイナス0.059%

 日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均がマイナス0.059%(前営業日確報値マイナス0.058%)、最高レートは0.001%(同0.001%)、最低レートはマイナス0.085%(同マイナス0.087%)だった。

 【東京原油】中東産原油、WTI高受け3日続伸

 東京商品取引所の中東産(ドバイ)原油先物相場は3営業日続伸。終値は、中心限月11月先ぎりが前日比60円高の2万6660円、他限月が80~650円高。日中立ち会いは、ニューヨーク原油(WTI)相場、円相場とも前日の東京市場の大引け時とほぼ同水準の中、買いがやや先行して始まった。その後は、WTIが水準を切り上げるのを眺め、堅調に推移した。

 【東京金】NY水準下げ受け小反落

 東京商品取引所の金先物相場は小反落。終値は、中心限月2021年4月先ぎりが前日比6円安の6014円、ほかは1~9円安。日中立ち会いは、ニューヨーク金先物相場が前日の東京市場終了時を下回ったことから、期先を中心に売りがやや先行して始まった。その後は、NY金の軟調、円相場の軟化と強弱両材料が交錯する中、全限月が小幅安で取引を終えた。

 【経済統計】 ◆5月の資金供給量、過去最高=543兆円、新型コロナ対応―日銀 ◆日銀、国債保有500兆円に=5月末現在の営業毎旬報告

 【要人発言】 ◆麻生金融相:ファンドなどリスクマネーと言われる金融資本の動向をよく見ておく必要

 【ニュースから】 ◆東電、事業計画の改定先送り=新型コロナの影響見極め ◆韓国、WTO提訴手続き再開へ=日本の輸出管理強化で ◆マカオ向け牛肉輸出の条件緩和=月齢制限を撤廃 ◆中国、米産大豆の購入継続=方針めぐり混乱か―報道 (了)

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