第9回バロンズ・ダイジェスト杯、1位は rockwall さん
2025年04月21日 15時00分

四半期末のダウ工業株30種平均の終値を予想する「バロンズ・ダイジェスト杯」は3月末で第9回となりました。今回も熱心な読者を中心に、初心者から市場の最前線で活躍中のプロまで、幅広い層の方々から応募を賜りました。ありがとうございます。
ダウの3月末終値は42001.76。昨年12月末終値を542.46ドル(1.3%)下回りました。3月末は昨年末比でナスダック総合指数が10.4%、S&P500が4.6%下落する一方、NYSE総合指数は1.6%上昇しました。エヌビディア(NVDA)やアップルなど巨大テック株の影響度の濃淡が各指数の明暗を分けた形です。
入賞者は次の3人の方です。予想値と実際の株価との差とともに紹介します(予想値が同じ場合、応募日時が古い方を上位入賞とし、複数の回答をお寄せ頂いた場合は日付が新しいものを判定に使いました)。
◇3月末ダウ終値 42001ドル(小数点以下切り捨てで判定)
・1位 ギフトカード2万円贈呈
rockwall 2013 さん 42000 (3月末比1ドル安)
・2位 ギフトカード1万円贈呈
ソックス 利之 さん 42000 (3月末比1ドル安)
・3位 ギフトカード5千円贈呈
chataro papa さん 41900 (3月末比101ドル安)
1、2位は3月末終値を42000ドルと予想したrockwall 2013さん、ソックス 利之さん。2人の予想値はともに3月末終値とわずか1ドル差。「バロンズ・ダイジェスト杯」初の同値予想です。1位は応募が早かったrockwall 2013さんとしました。
rockwall 2013さんは米国株投資歴5年以上。幾度かの「○○ショック」を経験していることになります。今回は「トランプ政策への不透明感」を予想の根拠としました。ソックス 利之さんも5年以上の米国株投資歴があります。荒い値動きが続く相場ですが、冷静に「そろそろ底固めの時間帯」とみています。
3位の chataro papaさんは米国株投資歴10年以上。第1次トランプ政権誕生前からの市場参加です。今回は「『トランプ・プット』の期待が後退する中で下げてきたが、期末にかけてはやや自律反発」とコメントを寄せてくれました。
臨機応変か朝令暮改かの評価はさておき、関税政策についてトランプ氏の発言が変わるたびに、株式、為替、債券の各市場は振り回されてきました。このためか、今回応募者の予想レンジは38500~45100ドルと散らばりました。過去の入賞者からは「トランプ大統領の気分次第なので正直分かりません」と、困惑気味の声も出ていたほどです。
「バロンズ・ダイジェスト」については、今回も「非常に面白い」「米国アナリストの情報などが得られるので助かる」などの声を頂きました。「バロンズ・ダイジェスト」スタッフ一同感激しています。この場を借りてお礼申し上げます。
今後とも「バロンズ・ダイジェスト」をよろしくお願いします。