東京市場サマリー(26日)
2020年08月26日 17時22分
【東京株式】4日ぶり小反落=買い材料なく売り優勢
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに4営業日ぶりに小反落した。新規の買い手掛かりが見当たらず、最近の株高を受けてかさんだ利益確定売りや株価の戻りを待ち構えていた売りを吸収できなかった。第1部は銘柄の51%が値下がりし、値上がりは43%。出来高は8億5998万株、売買代金が1兆6566億円。
【東京外為】ドル、106円台前半=終盤に調整売り
東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は終盤にかけてポジション調整の売りが優勢となり、1ドル=106円台前半に軟化した。午後5時現在は106円30~30銭と前日(午後5時、106円20~20銭)比10銭の小幅ドル高・円安。ユーロは終盤、対円で軟化、対ドルでは強含み。午後5時現在は1ユーロ=125円51~52銭(前日午後5時、125円58~59銭)、対ドルでは1.1807~1808ドル(同1.1825~1826ドル)。
【東京債券】先物、続落=長期金利は0.040%
債券先物は続落。長期国債先物の中心限月2020年9月物は前日比18銭安の151円70銭で取引を終了。長期金利の指標となる新発10年物国債359回債利回りは0.010%上昇の0.040%となっている。海外金利の上昇を受け、先物は売りが先行。「5年債は増発の影響で重くなっており、これが先物にも波及した」(国内証券)という。
【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、マイナス0.051%
日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均がマイナス0.051%(前営業日確報値マイナス0.048%)、最高レートは0.001%(同0.001%)、最低レートはマイナス0.080%(同マイナス0.080%)だった。
【東京原油】続伸
東京商品取引所のドバイ原油先物相場は続伸。終値は、中心限月2021年1月先ぎりが前日比330円高の3万0910円、他限月は70~530円高。日中立ち会いは、ニューヨーク原油(WTI)先物相場がハリケーンの上陸警戒で上昇したことを受け、強気買いに高寄りした。その後は、為替が若干、円高・ドル安に向かったため、伸び悩んだ。
【JPX金】NY安受け反落
大阪取引所の金先物相場は反落。清算値は、中心限月2021年6月先ぎりが前日比20円安の6570円、ほかは、きょう納会の8月当ぎりを除いた4限月が13~17円安。日中立ち会いは、為替相場が円安・ドル高に振れたことから、小幅続伸して始まった。しかし、その後は取引中のNY金相場が軟調に推移したため売りが強まり、マイナス圏に沈んだ。
【経済統計】
◆7月の中国・鉄鋼半製品輸入、246万トン=16年以来の高水準―税関総署
◆24日現在の全国ガソリン小売価格、前週比0.2円安の135.3円=2週連続下落
【要人発言】
◆衣川日本郵便社長:経営改善に向けてさまざまな可能性を検討=豪トール社
【ニュースから】
◆香港で民主派議員ら16人逮捕=暴動容疑など
◆GoTo東京追加、来月判断=西村氏、感染状況「緩和傾向」
◆かんぽ生命、営業再開を決定=時期は明示せず―日本郵政
◆東京、新たに236人感染=新型コロナ(了)
日経平均株価
2021年2月15日、日経平均は1990年8月以来30年半ぶりに3万円の大台を回復した。新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が大打撃を受け …