東京市場サマリー(19日)
2020年08月19日 17時26分
【東京株式】3日ぶり小反発=内需株中心に買い戻し
日経平均株価は前日比59円53銭高の2万3110円61銭と3営業日ぶりに小反発した。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に売り込まれていた内需関連株を中心に買い戻された。円高一服で下値不安感も後退し、東証株価指数(TOPIX)も2.88ポイント高の1613.73としっかり。第1部は銘柄の51%が値上がりし、値下がりは44%。出来高は9億1533万株、売買代金が1兆6966億円。
【東京外為】ドル、105円台半ば=終盤はもみ合い
東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、海外市場で下落した流れを引き継いで売り優勢で始まった後、株高を受けて下げ幅を縮小させた。終盤は1ドル=105円台半ばでもみ合った。午後5時現在は105円42~43銭と前日(午後5時、105円52~52銭)比10銭の小幅ドル安・円高。ユーロは上昇して始まった後、終盤は対円で弱含み、対ドルで小動きとなった。午後5時現在は1ユーロ=125円83~87銭(前日午後5時、125円50~50銭)、対ドルで1.1936~1937ドル(同1.1893~1893ドル)。
【東京債券】先物、小動き=長期金利は0.030%
債券先物は小動き。長期国債先物の中心限月2020年9月物は前日比07銭高の151円95銭で午後の取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債359回債は0.005%低下の0.030%となっている。
【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、マイナス0.040%
日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均がマイナス0.040%(前営業日確報値マイナス0.045%)、最高レートは0.001%(0.001%)、最低レートはマイナス0.075%(マイナス0.080%)だった。
【東京原油】ドバイ原油、小幅続落
東京商品取引所のドバイ原油先物相場は、8月当ぎりを除き小幅続落。中心限月2021年1月先ぎりの終値は前日比170円安の3万0450円。日中立ち会いは、為替相場の円高・ドル安を映し、小安く寄り付いた。その後は、円相場、ニューヨーク原油(WTI)相場ともに小動きで決め手を欠き、寄り値を挟んでもみ合った。
【JPX金】NY安受け反落
大阪取引所の金先物相場は反落。中心限月2021年6月先ぎりの清算値は前日比33円安の6750円。日中立ち会いは、18日のニューヨーク金先物相場が、ドル安を背景に上昇した流れを引き継ぎ、おおむね続伸して始まった。その後は、取引中のNY金相場の上値の重さ、円相場の上昇を眺めて売りが優勢となり、マイナス圏で推移した。
【経済統計】
◆7月の輸出、19.2%減=対中国はコロナ後初の増加―4カ月ぶり貿易黒字
◆6月の機械受注、7.6%減=コロナ禍で基調判断下げ―内閣府
◆帰省自粛でガソリン値下がり=14週ぶり、135.5円―エネ庁
【要人発言】
◆首相「頑張っていきたい」=健康不安抱え公務再開
◆西村経財相:貿易統計、6月に引き続き回復基調が明確に
【ニュースから】
◆SBG、アマゾン株10億ドル保有=テスラやグーグル親会社にも投資
◆住友生命、非対面営業導入へ=ウェブで保険提案、新契約手続きも (了)
日経平均株価
2021年2月15日、日経平均は1990年8月以来30年半ぶりに3万円の大台を回復した。新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が大打撃を受け …