第11回バロンズ・ダイジェスト杯、所得税 住民税 さんが優勝
2025年10月29日 10時00分

四半期末のダウ工業株30種平均の終値を予想する「バロンズ・ダイジェスト杯」は9月末で第11回となりました。今回も初めてエントリーした方から過去の入賞者まで、多数の応募を賜りました。ありがとうございます。
ダウの9月末終値は46397.89。5カ月連続で上昇して史上最高値を更新し、6月末終値を2303.12ドル(5.2%)上回りました。
ダウは10月に入っても上値追いが止まりません。10月27日終値は47544.59と、5万ドルへの大台替わりが視野に入ってきました。S&P500やナスダック総合指数も史上最高値記録を次々と塗り替えています。
今年は世界の投資家に強い追い風が吹いています。昨年末比(10月27日終値)では、S&P500が16.9%高、欧州主要企業を網羅するSTOXX600が13.7%高、TOPIXが19.4%高など先進国の株式市場は軒並み2けたのプラスです。中国・上海、台湾、韓国、シンガポールといったアジア市場や南アフリア、ブラジル、メキシコ、トルコなど新興国市場でも主要株価指数が2けたの上昇率です。金や暗号資産も最高値更新のニュースが相次ぎ、2025年は空前の「資産運用の1年」になりそうです。
入賞者は次の3人の方です。予想値と実際の株価との差とともに紹介します(予想値が同じ場合、応募日時が古い方を上位入賞とし、複数の回答をお寄せ頂いた場合は日付が新しいものを判定に使いました)。
◇9月末ダウ終値 46397ドル(小数点以下切り捨てで判定)
・1位 ギフトカード2万円贈呈
所得税 住民税 さん 46315 (9月末比82ドル安)
・2位 ギフトカード1万円贈呈
Golden Fish さん 46490 (9月末比93ドル高)
・3位 ギフトカード5千円贈呈
村石 充さん 46506 (9月末比109ドル高)
1位の所得税 住民税 さんは米国株投資歴10年以上のベテラン。応募名から想像すると、利益が大きくて納税額の大きさに頭を痛めているかも知れません。今回は「横ばいを予想」とのことでした。
2位はGolden Fish さん。1位と11ドル差でした。FOMC通過後のじり高を予想し、右肩上がり相場を的中させました。
3位の村石 充さんは独自のテクニカル分析を駆使。「今回のサイクルは日柄が読みづらいものの、上昇波には変化がない」との想定を基に予想値を弾き出しました。
「バロンズ・ダイジェスト」については、「日本ではなかなか知り得ない貴重な情報が得られる」「相場予測の参考になっています」などの高く評価するコメントが届きました。スタッフ一同やる気倍増です。「無料で受け取れる週報はヘッドラインだけでも有用だった」との声も頂いています。今後とも有用な情報発信に努めて参ります。「バロンズ・ダイジェスト」をよろしくお願いします。



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