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米サード・ポイント、ソニー株を全売却か=事業分離要求の「物言う株主」

2020年08月19日 07時14分

AFP時事AFP時事

 【ニューヨーク時事】「物言う株主」として知られる投資会社サード・ポイントが、4~6月にソニー<6758>株をすべて売却したとみられることが18日、米証券取引委員会(SEC)への提出資料で分かった。3月末時点では67万5000株を保有していた。ソニーに対し、半導体部門の分離などを要求していた。 

 SECへの報告は、1万株以上の銘柄のため、少数の保有を継続している可能性はある。

 サード・ポイントは昨年6月、ソニーに15億ドルを投資したと公表し、半導体部門の分離・上場、ソニーフィナンシャルホールディングス<8729>の株式売却などを要求。ソニーは提案を拒否した。米メディアによると、今年1月には、非中核事業の売却を求めていた。

 一方、サード・ポイントは4~6月、ハイテク株に投資した。フェイスブック株85万株、阿里巴巴(アリババ)集団株200万株などを新たに取得した。

 ウォルト・ディズニー株は550万株へと大幅に買い増した。ロイター通信によると、投資家向けの書簡で、ウォルト・ディズニーの動画配信サービスが急速に会員数を伸ばしていることに言及。「過去最大の市場機会」を生み出していると評価した。(了)

 

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