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第5回バロンズ・ダイジェスト杯、1位はTsune Katさん

2024年04月26日 10時00分

バロンズ・ダイジェスト杯

四半期ごとにダウ工業株30種平均の終値を予想する「バロンズ・ダイジェスト杯」は3月末で第5回となりました。今回も個人投資家や金融・証券市場の最前線で活躍するプロなど多くの読者の方から応募を頂きました。
ダウの3月の終値は39807.37と昨年12月終値を2117.83ドル(5.6%)上回りました。昨年11月以来5カ月連続で上昇し、この間の上げ幅は6754.50ドル、上昇率は20%を超えています。円安進行も加わり、日本の投資家は含み益を膨らませたことでしょう。

入賞者は次の3人の方です。予想値と実際の株価との差とともに紹介します(複数の回答をお寄せ頂いた場合、日付が新しいものを入賞の判定に用いています)。

3月末ダウ終値 39807ドル

・1位 ギフトカード2万円贈呈
Tsune Katさん    39870 (3月末比0.16%高)

・2位 ギフトカード1万円贈呈
トランプ14G 845さん 39871 (3月末比0.16%高)

・3位 ギフトカード5千円贈呈
栗焼 政彦さん    39450 (3月末比0.90%安)

1位のTsune Katさんは「半導体への成長期待がリードしてジリジリと底堅い展開」を見込んでいました。実際に1-3月のダウはほぼ休みなく上値を追っています。
2位のトランプ14G 845さんは前回に続いて2回目の2位入賞です。
3位には前回1位の栗焼政彦さんが入賞しました。

興味深いのは入賞した3人の予想値が節目の4万ドル手前だったこと。実際にダウは3月21日に39889.05まで駆け上がりましたが、4万への大台替わりを前に調整に入っています。

4月25日終値は38085.80と、3月21日の史上最高値から4.5%安。「急落したら買いたい」との声を多く聞きます。買い場を待つ人には物足りないスピード調整となっている半面、売り注文が枯れて底値に届いたとも断言できず、なんとも悩ましい下落率です。中東情勢の緊迫やウクライナでの戦闘長期化、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測後退など外部環境は不透明さを増している中で、底堅く推移していると言えるのではないでしょうか。

今後とも「バロンズ・ダイジェスト」をよろしくお願いします。

 

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