第4回バロンズ・ダイジェスト杯、1位は栗焼氏
2024年01月16日 12時30分
四半期ごとにダウ工業株30種平均の終値を予想する「バロンズ・ダイジェスト杯」は昨年末で第4回を数え、今回も個人投資家から金融・証券業界で活躍中のプロの方まで幅広い読者から多数の応募を頂きました。
ダウの昨年末終値は37689.54と、年末終値としては過去最高でした。10月は長期金利上昇が株価の足を引っ張りましたが、その後は利下げ期待の強まりから劇的な年末ラリーが展開されました。ダウは11、12月の2カ月で合計4636.67ドル高と急騰し、年明けも高値更新トレンドが続いています。
入賞者と予想値は次の3人の方です。
12月末ダウ終値 37689ドル
・1位 ギフトカード2万円贈呈
栗焼政彦さん 37750ドル(+0.16%)
・2位 ギフトカード1万円贈呈
トランプ14g 845さん 37800ドル(+0.29%)
・3位 ギフトカード5千円贈呈
A しゃんさん 37850ドル(+0.43%)
1位の栗焼政彦さんは投資歴7年。2023年10-12月期の大幅高を予想し、誤差をわずか0.16%に収めて優勝しました。
栗焼さんに予想してもらった今年3月末の水準は38400ドル。「大きな流れとして米国株は底堅く、6月頃までは緩やかな上昇傾向が続く」との見立てです。ハイテク株の上昇基調継続を予想するとともに、「3月に利下げが行われる可能性が高く、株価を押し上げると考えられる」とのコメントも頂きました。
2位のトランプ14g
845さんは「程よい金利水準、拡大する企業収益、年末高のアノマリー」の3点を基に、昨年末株価を読み当てました。株式市場外の環境、個別企業の要因、過去データのそれぞれの角度からの考察であり、奥深さを感じました。
3位のA
しゃんさんは10年前に投資を始め、5年前から米国株・投信も投資対象に加えました。今回は「堅調な指標、利下げ期待、大統領選挙」の3点セットを理由にダウの史上最高値更新を予想しました。ちなみに今年1月12日には一時37825.27と、A しゃんさんの昨年末予想37850ドルに肉薄しました。3月末は38650ドルを予想し、値動きのイメージは「2月まで堅調に推移した後、3月末に向けて横ばいか期待先行相場の調整が入る」です。
次回(第5回)は3月末終値の予想です。3月19-20日に今年2回目の連邦公開市場委員会(FOMC)があり、大統領選の候補者選びが熱を帯びていることでしょう。イスラエル・中東やウクライナ情勢が現在と大きく変化している可能性もあります。何通りも描けるシナリオの点検かたがた応募頂ければ幸いです。
今回の応募者の中には、「バロンズ・ダイジェスト」会員登録をしていないため入賞者選定の対象から漏れた方がいます。
次回からは会員登録をお忘れないようお願いします。
今後とも「バロンズ・ダイジェスト」をよろしくお願いします。