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◆第1回バロンズ・ダイジェスト杯、1位みはにつ氏「5月FOMC後に利上げ停止」

2023年04月07日 14時00分

バロンズ・ダイジェスト杯

3月末のダウ工業株30種平均を予想する「第1回バロンズ・ダイジェスト杯」に多数の応募を頂きました。1~3月の米国株はインフレ継続にシリコンバレー銀行破綻を端緒とした世界的な金融不安が加わり、いつになく不透明な相場でしたが、次の3人の方が入賞しました。

3月31日ダウ終値 3万3274ドル
1位 みはにつ さん予想 3万3361ドル
2位 4646100 さん予想 3万3543ドル
3位 森本良輔 さん予想 3万2918ドル

1位のみはにつさんは、0.26%の僅差でダウ終値をほぼ的中させました。2014年に日本株投信を入り口に投資をスタート。18年に米国株投資を始め、今では上場投資信託(ETF)やシンガポール不動産投資信託(REIT)にも資金を投じているそうです。米国の利上げ継続と雇用維持で「景気はほぼ横ばいから緩やかに低下する」と見立て、3月末のダウを予想しました。
 6月末終値を尋ねたところ、3万2065ドルとの回答をいただきました。米連邦公開市場委員会(FOMC)は次回(5月2、3日)会合で0.25%利上げした後は金融引き締めを停止すると予想。「金融市場で何か起こるかのようなきな臭さはあるが、大事にならないよう各国中央銀行がすぐに動く」と素早い政策対応を想定しています。

2位の4646100さんは「3月中旬にかけて政策金利の高止まり懸念を背景とした軟調な展開」を想定。その後の株価は反発するが「2月初旬の水準の回復には至らない」との予想でした。実際にダウは3月15日の3万1429ドルを底に反転しましたが、3月末終値は3万4000ドル前後でもみ合った2月初旬の価格帯に届かず、こちらもほぼ完璧な予想でした。

3位の森本良輔さんは米国株投資歴3年。6月末のダウを3万2800ドルと予想しています。今後について「銀行破綻の影響から信用状況が引き締まって企業の借り入れコストが上がり、利益を圧迫し始めるのでは」と予想。「6月に予定されるFOMCや5月の消費者物価指数(CPI)発表のタイミングで株価に影響が出るのでは」と警戒しています。

惜しくも入賞を逃した方からも、
「確実に投資実績は高まりました」
「知らない銘柄の紹介もあり大変参考になります」
などの言葉を頂きました。

今回の応募者の中には、「バロンズ・ダイジェスト」会員登録をしていないため、入賞者選定の対象から漏れた方がいます。
第2回からは会員登録をお忘れないようお願いします。

今後とも「バロンズ・ダイジェスト」をよろしくお願いします。

 

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