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東京市場サマリー(15日)

2020年07月15日 17時11分

AFP時事
AFP時事

 【東京株式】大幅反発=世界景気回復を期待

 新型コロナウイルス向けワクチン開発の進展を背景に世界景気回復への期待感が強まり、日経平均株価は前日比358円49銭高の2万2945円50銭と大幅に反発した。東証株価指数(TOPIX)も24.36ポイント高の1589.51と大幅高。第1部は86%の銘柄が値上がりし、12%が値下がりした。出来高は12億4571万株、売買代金は2兆2092億円。

 【東京外為】ドル、107円近辺=終盤売られる

 東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は終盤にかけて売りが優勢となり、1ドル=107円近辺に軟化した。午後5時現在は107円00~03銭と前日(午後5時、107円27~31銭)比27銭のドル安・円高。ユーロは、1ユーロ=122円35~36銭(前日午後5時、121円55~55銭)、対ドルでは1.1432~1433ドル(同1.1331~1331ドル)。

 【東京債券】先物、切り返す=長期金利は0.020%

 債券先物は、切り返す。長期国債先物の中心限月2020年9月物は、前日比01銭高の152円15銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債359回債の利回りは午前中に0.025%を付け、午後に入って0.020%(前日比横ばい)に低下した。

 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、マイナス0.014%

 日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均がマイナス0.014%(前営業日確報値マイナス0.017%)、最高レートは0.001%(同0.001%)、最低レートはマイナス0.050%(同マイナス0.055%)だった。

 【東京原油】WTI高受け反発

 東京商品取引所の中東産(ドバイ)原油先物相場は反発。終値は、中心限月12月先ぎりが前日比540円高の2万8780円、他限月が400~690円高。日中立ち会いは、ニューヨーク原油(WTI)相場が米原油在庫減などを背景に上昇していたのを受け、買い先行で始まった。寄り後は、動意薄のWTIを眺め、小浮動した。

 【東京金】NY水準上げ映し反発

 東京商品取引所の金先物相場は反発。終値は、中心限月2021年6月先ぎりが前日比23円高の6232円、ほかは当ぎりの6円安を除き、26~35円高。日中立ち会いは、ニューヨーク金先物相場が前日の東京市場終了時を上回って取引されたことから、総じて買い先行で始まった。その後は、NY金と円相場が小動きで決め手を欠く中、もみ合いが続いた。

 【経済統計】
◆6月の訪日外国人数は99.9%減少=政府観光局
◆13日現在の全国ガソリン小売価格、前週比0.5円高の131.8円=9週連続上昇
◆6月の首都圏マンション発売、前年同月比31.7%減の1543戸=不動産経研

 【要人発言】
◆黒田日銀総裁:現時点で金融機関に配当や株主還元を止めろと言う必要あるとは思わず

 【ニュースから】
◆日銀、大規模緩和を維持=今年度はマイナス4.7%成長
◆米大手銀3行の4~6月期、不良債権費用に3兆円=新型コロナで
◆新型コロナ都内感染「拡大している」=最も深刻、専門家が見解(了)

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