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長期金利0.1%台に上昇=2年3カ月ぶり―東京債券市場

2021年02月19日 17時40分

衆院財務金融委員会で答弁する日本銀行の黒田東彦総裁。左後方は麻生太郎副総理兼財務相=16日、国会内衆院財務金融委員会で答弁する日本銀行の黒田東彦総裁。左後方は麻生太郎副総理兼財務相=16日、国会内

 19日の東京債券市場で、長期金利の指標とされる10年物国債利回りが上昇(価格は低下)し、一時0.105%を付けた。同利回りが0.1%台を付けるのは2018年11月以来、2年3カ月ぶり。

 新型コロナウイルスワクチンの効果や企業業績回復への期待を背景に、2月は日経平均株価が30年半ぶりに3万円の大台を回復。一方、安全資産とされる国債には売りが出て、10年物国債利回りはじりじり上昇した。米国債の利回りが上昇を続けたことも後押しした。

 市場では「長期金利を0%程度に誘導する日銀の手法の先行きなど不透明感が強く、積極的に買いにくくなっている」(銀行系証券)との声が聞かれた。(了)

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