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〔米株式〕ダウ続伸、211ドル高=2日連続最高値―景気対策期待(7日)

2021年01月08日 06時49分

 【ニューヨーク時事】7日のニューヨーク株式相場は、景気対策への期待が高まり、続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比211.73ドル高の3万1041.13ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は326.69ポイント高の1万3067.48。ダウ平均は2日連続、ナスダックは7営業日ぶりに史上最高値を更新した。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3億2903万株減の11億5230万株。

 米南部ジョージア州の上院選決選投票は、民主党が2議席とも確保し、上下両院で主導権を握る構図となった。バイデン次期大統領が主張する大規模な財政出動実現への期待が高まり、幅広い業種が買われた。

 前日には、トランプ米大統領の支持者が米議会を一時占拠し、大統領選でのバイデン次期大統領の勝利を確定する手続きを妨害する事態となった。その後、手続きを再開し、選挙結果が確定。トランプ氏が「秩序だった政権移行」を表明したことが、安心感につながった。

 米サプライ管理協会が7日発表した昨年12月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)は前月から上昇した。市場予想も上回り、株買いを誘った。

 前日に下げていたハイテク株が買われ、相場をけん引した。アップルが3.4%高、マイクロソフトが2.9%高、フェイスブックが2.1%高、インテルが2.1%高だった。テスラの7.9%高も目立った。

 長期金利の上昇を好感し、金融株も前日に続き買いが先行した。バンク・オブ・アメリカは2.2%高、ウェルズ・ファーゴが2.3%高、JPモルガン・チェースが3.3%高だった。(了)

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