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東京市場サマリー(11日)

2020年11月11日 17時21分

EPA時事
EPA時事

 【東京株式】7日続伸=ワクチン期待で買い継続

 日経平均株価は前営業日比444円01銭高の2万5349円60銭と7営業日続伸し、連日の年初来高値。東証株価指数(TOPIX)も28.27ポイント高の1729.07と続伸した。新型コロナウイルスワクチン開発の進展を期待した買いが続き、幅広い業種が値上がりした。第1部は74%の銘柄が上昇、23%が下落。出来高は16億8320万株、売買代金は3兆4841億円。

 【東京外為】ドル、105円台前半=日経平均大幅高受け上昇

 東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、午前中に実需の売りで下落する場面があったが、午後にかけて日経平均株価の大幅高を受けて上昇し、1ドル=105円台前半で取引されている。午後5時現在は105円40~40銭と前日(午後5時、105円02~07銭)比38銭のドル高・円安。ユーロは終盤にかけて、対ドルで下落した。午後5時現在は1ユーロ=124円46~47銭(前日午後5時、124円16~17銭)、対ドルでは1.1808~1808ドル(同1.1816~1817ドル)。

 【東京債券】先物、小幅続落=長期金利は0.035%

 債券先物は小幅続落。長期国債先物の中心限月2020年12月物は前日比08銭安の151円84銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債360回債の利回りは0.005%上昇の0.035%となっている。

 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、マイナス0.034%

 日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均がマイナス0.034%(前営業日確報値マイナス0.034%)、最高レートは0.001%(同0.001%)、最低レートはマイナス0.070%(同マイナス0.070%)だった。

 【東京原油】ドバイ原油、WTI高受け3日続伸

 東京商品取引所のドバイ原油先物相場は3営業日続伸。終値は、中心限月2021年4月先ぎりが、前日比1300円高の2万9280円。日中立ち会いは、10日のニューヨーク原油(WTI)先物相場が、引き続き新型コロナウイルスワクチンの開発期待から上昇した地合いを引き継ぎ、高寄りした。その後も、円相場の軟化を眺めて水準を切り上げ、この日の高値近辺で終了した。

 【JPX金】堅調

 大阪取引所の金先物相場は、当ぎりを除き堅調。清算値は、中心限月2021年10月先ぎりが、前日比15円高の6378円。日中立ち会いは、決め手を欠き、小動きで始まった。その後も、方向感を欠いたが、終盤にかけては、円相場の軟化を手掛かりにおおむね引き締まった。

 【経済統計】
◆10月の工作機械受注速報、前年同月比5.9%減の823億2100万円
◆10月の中国新車販売12.5%増=6カ月連続で2桁の伸び

 【要人発言】
◆尾身分科会会長:コロナ感染急増なら経済活動抑制も=衆院内閣委

 【ニュースから】
◆東京で新たに317人感染=300人超は8月以来―新型コロナ
◆村井宮城知事、東北電・女川原発再稼働への同意表明
◆東芝、再エネ軸に成長目指す=石炭火力新設は撤退
◆川辺川ダム容認へ調整=7月豪雨受け―熊本県 (了)

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