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米ファイザーのブーラCEO、自社株560万ドル売却=ワクチン治験結果の発表日

2020年11月12日 09時16分

 【ニューヨーク時事】米製薬大手ファイザーが新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)の暫定結果を発表した9日、同社のブーラ最高経営責任者(CEO)が自社株560万ドル(約5億9000万円)相当を売却していたことが明らかになった。

 暫定結果の発表を受けて、同社株は9日に一時約15%も上昇しており、こうしたタイミングでの株売却を批判する向きもある。

 同社が米証券取引委員会(SEC)に提出した資料によると、ブーラ氏は9日、13万2508株を1株41.94ドルで売却した。米メディアによれば、ファイザーは「事前に承認されていた売却計画の一環であり、株価が一定水準に達したために実施された」と説明した。

 ファイザーは9日、独バイオ医薬品企業ビオンテックと共同開発中のワクチンについて、「9割超」の感染予防効果が確認できたとする暫定結果を発表した。

 同じくコロナワクチンを開発する米モデルナの幹部も、治験での好結果発表後に自社株を売却し、批判を浴びた。(了)

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