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〔東京外為〕ドル、104円台後半=米大統領選の接戦で売買交錯(4日午後5時)

2020年11月04日 17時12分

EPA時事
EPA時事

 4日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米大統領選が予想よりも接戦となっていることで売買が交錯し、値幅は1ドル=104円台前半から105円台前半のほぼ1円に及んだ。終盤は欧州株先物の下落などでもみ合い、午後5時現在は104円89~90銭と前営業日(午後5時、104円84~84銭)比05銭の小幅ドル高・円安。

 前日の海外市場では、米大統領選での民主党のバイデン候補の勝利を見越して米株、長期金利が上昇したものの、ドル円は伸び悩んだ。それを引き継いで東京時間は104円台半ばで始まった。

 午前中は104円30~70銭台で取引された後、午前11時すぎに激戦州のフロリダで共和党のトランプ候補が優勢と伝わるとドル買い・円売りが進み、一時105円30銭台に強含んだ。午後は、時間外取引の米長期金利の低下などを眺めた利益確定のドル売りで104円80銭台に軟化。午後4時すぎ、欧州の株先物安を受けたユーロの軟調などに主導されて再び105円台を付けたものの、上値が重く、勢いは続かなかった。

 市場は、最大の関心事である米大統領選の結果が出るまでは動きづらい地合いながら、「薄商いの中、開票状況に応じた売買で水準が上下した」(外為仲介業者)形だ。「バイデン氏優位の観測でドルが売られてきた分、逆の材料に反応しやすい」(信託銀)状況で、「トランプ氏が再選されれば中国に強硬姿勢を貫く」(邦銀)との見方から人民元が売られ、ドル円を下支えしたのをはじめ、さまざまな思惑が入り交じっている。

 ユーロは終盤、対円、対ドルとももみ合い。午後5時現在は1ユーロ=122円28~29銭(前営業日午後5時、121円94~94銭)、対ドルで1ユーロ=1.1659~1659ドル(同、1.1630~1630ドル)。(了)

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