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東京市場サマリー(12日)

2020年10月12日 17時27分

「大阪都構想」の是非を問う住民投票が告示され、街頭演説をする大阪府の吉村洋文知事(車上中央)ら=12日、大阪市中央区
「大阪都構想」の是非を問う住民投票が告示され、街頭演説をする大阪府の吉村洋文知事(車上中央)ら=12日、大阪市中央区

 【東京株式】小幅続落=利益確定売りに押される

 日経平均株価は前営業日比61円00銭安の2万3558円69銭、東証株価指数(TOPIX)は4.03ポイント安の1643.35と、ともに小幅に続落した。新規の買い材料を欠く中で利益確定売りなどに押され気味の銘柄が多く、軟調な展開となった。第1部は59%の銘柄が下落、37%が上昇。出来高は8億5007万株、売買代金は1兆7455億円。

 【東京外為】ドル、105円台半ば=終盤底堅い

 東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は終盤に底堅くなり、1ドル=105円台半ばで推移した。午後5時現在は105円55~55銭と前週末(午後5時、105円93~97銭)比38銭のドル安・円高。ユーロは終盤、対円、対ドルともやや上昇。午後5時現在は1ユーロ=124円74~75銭(前週末午後5時、124円73~79銭)、対ドルで1.1820~1820ドル(同1.1777~1777ドル)。

 【東京債券】先物、小じっかり=長期金利は0.025%

 債券先物は小じっかり。長期国債先物の中心限月2020年12月物は前週末比06銭高の151円96銭で午後の取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債360回債の利回りは0.005%低下の0.025%となっている。

 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、マイナス0.016%

 日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均がマイナス0.016%(前営業日確報値マイナス0.008%)、最高レートは0.001%(同0.001%)、最低レートはマイナス0.070%(同マイナス0.050%)だった。

 【東京原油】6日ぶり反落

 東京商品取引所のドバイ原油先物相場は6営業日ぶりに反落。終値は、中心限月2021年3月先ぎりの終値は前週末比430円安の2万8590円。日中立ち会いは、前週9日のニューヨーク原油(WTI)先物相場がハリケーン上陸などを材料に下落した流れを引き継ぎ、安寄りした。その後は、決め手を欠く展開となり、安値圏でもみ合った。

 【JPX金】NY高受け3日続伸

 大阪取引所の金先物相場は3営業日続伸。清算値は、中心限月2021年8月先ぎりが前週末比42円高の6543円。日中立ち会いは、9日のニューヨーク金先物相場が対ユーロでのドル安を背景に買われた地合いを引き継ぎ、上昇して始まった。その後も円の緩みを背景に買い進まれた。

 【経済統計】
◆8月機械受注、0.2%増=2カ月連続プラス
◆9月の企業物価指数、前年比0.8%下落=前月比は4カ月ぶりマイナス―日銀
◆9月の大手4社ビール類販売、2~4割増=「第三」で増税前に駆け込み

 【要人発言】
◆大阪都構想「理解深めて判断を」=加藤官房長官

 【ニュースから】
◆大阪市存廃、再び問う=「都構想」住民投票が告示―来月1日投開票
◆東京、新たに78人感染=7日ぶり100人下回る―新型コロナ
◆ネット通販の1人当たり購入額、コロナ前比78%増=日用品・食料品購入―日生調査
◆堂島商取「総合取引所」目指す=SBI主導で経営再建
(了)

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