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〔私の相場観〕戻り相場は最終段階=株式評論家・植木氏

2020年09月07日 10時52分

AFP時事
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 株式評論家・植木靖男氏=新型コロナウイルスの感染拡大に伴う急落後の戻り相場は、最終段階にある。日経平均株価は2万4000円程度までの上昇はあっても、早晩、調整局面に入るだろう。

 3月19日を底値に戻した相場は、そろそろ半年が経過する。短期的な相場のリズムでは、天井圏を形成していると言える。9月は相場の転換点になりやすく、今後は下落基調を強める可能性が大きそうだ。

 上昇局面の最終段階では、相場に乗り遅れていた銘柄が買われやすくなる。日経平均に比べ、東証株価指数(TOPIX)の戻りの鈍さが目立つことを考慮すれば、業界を代表する大型株で、景気動向に業績が左右されやすい景気敏感株が物色対象として挙げられる。

 こうした出遅れ修正的な動きが終わった後は、3カ月程度の調整局面を迎えることになるだろう。日経平均は年末に向けて2万円近辺まで下落することも覚悟しておきたい。(了)

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証券会社や運用会社、投資調査会社などに所属する市場関係者の株式市場見通しを紹介する記事です。時事通信の株式担当記者が取材し、記事を執筆。毎日配信しています。

 

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