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お金の小論文を表彰 =中高生7248本応募= -金融経済教育推進機構-

2025年02月20日 16時00分

時事時事

 官民一体でお金に関する知識の普及や啓発活動を展開する金融経済教育推進機構(J―FLEC、安藤聡理事長)は中学生対象の「おかねの作文コンクール」と「金融と経済を考える高校生小論文コンクール」を実施した。合計7248本の応募があり、19日までに表彰式を終えた。

 おかねの作文コンクール、金融と経済を考える高校生小論文コンクールの応募作それぞれ5本に「金融担当大臣賞」「日本銀行総裁賞」などとして賞状と奨学金5万円などが贈られた。受賞校には賞状と図書カードが贈呈された。

 J-FLEC理事長賞は江口寛冬(成城中学校3年)さんと、中川心之介(東京学芸大学附属国際中等教育学校5年)さんが選ばれた。

 江口さんは応募作「お金の本当の意味とは」で、短期留学を契機に、お金に対する価値観の多様さやお金の使い方で生活の質が変わることを実感したと書いた。江口さんは「毎朝、ニュースで株価や為替を確認する」というほど経済に高い関心を持っている。

 中川さんは「リスクヘッジからリスクテイクする時代へ」と題して日米の起業環境について雇用や資金調達などの観点から論じた。好きな言葉は「リスクテイク」だとする中川さんは「スタートアップ企業として成果を出す」のが夢という。表彰式では「名誉ある賞を頂いて夢へのスタートライン立つことができた」と笑顔を見せた。

 J-FLECの大友佳子理事は「金融経済教育が浸透し、お金について考える機会が増えてきたことで、(コンクールには)キャッシュレス決済、ポイ活、自己投資などより幅広いテーマの作文が寄せられるようになってきたと感じた」と総括した。
(了)

 

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