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日銀、タカ派姿勢貫くか=総裁会見を時事解説委員がチャット解説

2024年06月13日 14時00分

時事時事

 日銀の植田和男総裁は14日午後3時30分、金融政策決定会合を終え、記者会見を行います。日銀はYouTubeの公式チャンネルで記者会見のライブ動画を配信する予定です。時事通信社では、日銀公式チャンネルの総裁会見動画の配信に合わせ、日銀ウオッチャーの窪園博俊解説委員らがチャット形式でコメントを入れるショート解説を行います。

 日銀は今回6月会合で、現在は月間6兆円規模で行っている国債買い入れの減額について議論しています。5月9日に公表された4月会合の主な意見では、国債購入の減額や円安が基調的な物価上昇率に影響するといった議論が行われたことが明らかになりました。日銀が5月に公開市場操作(オペレーション)で国債の買い入れ額を減らしたこともあり、金融市場はこのところ6月会合での政策修正を織り込む形で推移しています。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は12日の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置き、年内の利下げが従来の3回から1回に減るとの見通しを示しました。FOMC声明前に公表された米国の5月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことから利下げが意識され、為替は海外市場で一時、1ドル=155円台まで円高・ドル安が進みましたが、13日の東京市場では157円台の水準に戻りました。金融市場の期待通りに日銀が国債買い入れの減額を決め、金融の量的引き締めに踏み出すか注目の会合です。

 植田総裁は前回4月の会見で、「円安が基調的な物価上昇率に大きな影響を与えているわけではない」といった発言を行い、1ドル=160円を超える円安を招き、政府・日銀は為替介入を余儀なくされました。植田総裁は5月7日に岸田文雄首相と首相官邸で会談後、歴史的な円安水準にある為替市場の動向を強く意識し、金融政策に関してタカ派的な発言を続けています。

 植田総裁がタカ派姿勢を貫き、円安をけん制する発言を行うか、国債買い入れ減額に加え、追加利上げへの言及はあるか。チャット形式の解説は14日午後3時30分から次のWebサイトで行いますので、ご覧ください。

https://financial.jiji.com/seminar/boj_live/20240614
(了)

 

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