〔海外速報ニュース〕米テスラ、上海工場で1000人増員=「モデルY」量産開始へ
2020年07月29日 20時20分
AFP時事
中国ニュースサイト、東方財富網が29日伝えたところによると、米電気自動車(EV)大手のテスラはこのほど、上海市の生産拠点「ギガファクトリー3」で従業員を1000人程度増員する方針を固めた。小型スポーツ用多目的車(SUV)の「モデルY」の量産開始に備えた動きとみられる。
同時に設計担当者の求人も開始した。テスラは今年1月、中国本土に研究開発センターを設置する計画を発表しており、中国市場の消費ニーズを取り込んだ専用モデルの開発に携わるという。
テスラの上海工場が所在する上海臨港エリアの公告によると、上海工場は新たにプレスや塗装、組み立て工程で600人、品質管理部門で150人、物流部門で200人、警備部門で20人、それぞれ採用する予定。
テスラの4~6月期の中国納車台数は3万1000台と、同社の世界販売の3割を占めた。中国事業の上半期売上高は23億ドル。モデルYは中国市場攻略の戦略モデルとして位置付けられている。
同社関係者が24日、成都モーターショー(四川省成都市)で明らかにしたところによると、中国現地生産車に搭載する電池については、パナソニックからは調達しない方針を固めたという。
現在生産中の小型セダン「モデル3」には現在、LG化学の電池を採用。今後は寧徳時代(CATL、福建省寧徳市)の電池も使用する計画という。(上海時事)
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