米財務長官:雇用、健全な財務「経済の支えに」=先行きへの強気姿勢維持
2023年07月01日 03時11分
AFP時事
【ワシントン時事】イエレン財務長官は30日、米ルイジアナ州ニューオーリンズでの演説で、「インフレが低下し、景気がもう少し減速したとしても、雇用の力強さと家計、企業の堅実な財務が、経済の支えになると期待している」と述べ、景気の先行きに強気の姿勢を維持した。太陽光発電を手掛ける企業を訪問後に話した。
演説では、インフレ率は「高すぎる」との認識を示しつつも、沈静化に向かいつつあると説明。特に労働市場が健全さを維持しており、「景気は、多くの人の予想よりも、回復力があることを示している」との認識を示した。
先行きについも「健全な労働市場を維持しながら、インフレを抑制する道があると信じている」と楽観的に見方を示した。
また、インフレ抑制法や半導体支援する法律、インフラ投資などを挙げ、「数千の高賃金の雇用を生み出すだろう」と話し、バイデン政権の経済政策「バイデノミクス」の成果を強調した。(了)