中央アフリカ、ビットコインを法定通貨に=世界で2例目
2022年04月28日 03時49分
AFP時事
【ロンドン時事】中央アフリカ共和国は27日、代表的な暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)を法定通貨にすると発表した。中米エルサルバドルに次いで、世界で2例目となる。
AFP通信によると、中央アフリカ共和国の議会が法案を可決し、トゥアデラ大統領が署名した。ナムシオ大統領首席補佐官は「世界で最も大胆で先見性のある国となった」と述べたという。
国内で流通しているアフリカ西部の共通通貨CFAフランは引き続き法定通貨として維持する。中央アフリカ共和国は度重なる内戦で経済が低迷し、最貧国の一つとして知られている。
エルサルバドルは昨年9月、ビットコインを世界で初めて法定通貨に採用。しかし、国際通貨基金(IMF)は消費者保護や金融の安定性などを理由にこの撤回を求めている。(了)