マネックス、米子会社をNY上場へ=SPAC活用、22年前半に
2021年11月04日 21時29分
時事
マネックスグループ<8698>は4日、米オンライン証券子会社トレードステーショングループについて、特別買収目的会社(SPAC)を活用し、2022年前半にニューヨーク証券取引所に上場させると発表した。拡大する個人投資家を取り込み、サービス拡充に向けた設備投資を実行、新たな成長を目指す。
マネックスグループの松本大社長は記者会見し、「米国で事業のアクセルを踏み、成長加速を狙う場合に使われる手法だ」と説明した。日本企業の傘下会社がSPACを用いてNY証取に上場するのは初めてだという。
マネックスはトレード社を11年に買収。既にNY証取に上場しているSPACのクオンタムフィンテックと統合する形で上場させる。調達資金はシステム増強や人員拡充、販売促進などに充てるという。(了)