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森田日証協会長:SPAC、投資家保護考える必要=IPO価格設定、見直す機会

2021年07月01日 18時25分

オンラインで記者会見する日本証券業協会の森田敏夫会長[同協会提供]オンラインで記者会見する日本証券業協会の森田敏夫会長[同協会提供]

 日本証券業協会の森田敏夫新会長は1日のオンライン記者会見で、政府の成長戦略に「特別買収目的会社」(SPAC)上場解禁の検討が盛り込まれたことについて、「IPOの選択肢が広がるという意味では、検討の余地がある」と述べた。その上で、投資家保護が図られるかなどが導入の可否を判断する上で重要になるとの考えを示した。

 同じく成長戦略に盛り込まれたIPOの価格設定プロセスの見直しに関しては、「発行者、投資家サイドを踏まえた上で、科学的に検証していくのが重要だ」と指摘。また、これまでの議論は「発行会社寄りになりすぎていないか危惧している」とし、「見直すいい機会だ。いろんな観点で考えていきたい」と話した。(了)

 

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