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米ガソリン価格、7年ぶり高値=コロニアル・パイプライン再開も

2021年05月18日 08時16分

EPA時事EPA時事

【ニューヨーク・ロイター時事】米ガソリン小売価格は17日、7年ぶりの高値に上昇した。サイバー攻撃を受けて稼働を停止していた国内最大の燃料輸送管「コロニアル・パイプライン」は再開したが、本格稼働には時間がかかるとみられる。

 同パイプラインは全長5500マイル(8900キロ)。サイバー攻撃を受け、メキシコ湾から東部沿岸までのガソリン、ディーゼル、ジェット燃料の輸送が6日間停止した。

 先週は輸送停止の長期化を危惧する消費者によるパニック買いが発生し、1万5000超のガソリンスタンドで在庫切れに陥った。

 全米自動車協会(AAA)によると、17日の国内ガソリン価格は1ガロン=3.045ドルと2014年7月以来、7年ぶりの高値を付けた。

 同協会の広報担当は「南東部ではターミナルとガソリンスタンドでの燃料補給作業があり、今週も供給不足が続くだろう」と述べ、「先週末にはガソリン価格は安定し始めたが、月末のメモリアルデーにかけて変動するだろう」と予想した。

 調査会社ガスバディによると、ノースカロライナ州のガソリン価格は先週から20セント値上がり。バージニア、ジョージア州でも20セント近く上昇した。

 コロニアル・パイプラインは17日、供給網を利用する各企業に対し、通常通りの燃料振り分け作業を再開した。(了)

 

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