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〔NY金分析情報〕コロナ感染警戒で続伸=米ゴールドマンの価格上方修正も支援

2020年06月22日 10時20分

AFP時事
AFP時事

 日本時間22日午前のニューヨーク金先物相場は続伸。中心限月8月きりは午前10時10分現在、1オンス=1766ドル付近(前週末19日の清算値は1753.00ドル)の出合い。新型コロナウイルスの感染「第2波」への警戒感を背景に、先週末に上昇した流れを引き継いでいる。

 米金融大手ゴールドマン・サックスが19日、ドル建て金価格の予想を大幅に上方修正したことも支援要因。新型コロナの感染拡大による経済の先行き不透明感や通貨安の懸念を理由に、3カ月見通しを1800ドル(従来は1600ドル)、6カ月を1900ドル(同1650ドル)、12カ月を2000ドル(同1800ドル)に引き上げた。

 NY金の継続足の年初来高値は、4月14日に付けた1788.80ドル。その後は、心理的な節目の1750ドルを超えると、利食い売りなどに押し戻される状況が続いている。

 商品アナリストは「上値を試す動きになれば、まずは5月の高値(1775.80ドル)を突破できるかが焦点」と指摘する。一方、高値に届かず、売りに押される展開になった場合、「節目の1750ドルを維持できるかに注目している」と話す。(了)

〔NY金分析情報〕について
商品先物マーケット担当記者による市況分析記事です。東京市場での参考情報となるよう前日のニューヨーク金市場の動きを解説しています。ほぼ毎営業日の配信です。

 

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