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20年のトルコGDP、1.8%増=コロナ禍でもプラス成長

2021年03月01日 17時04分

AFP時事AFP時事

【イスタンブール時事】トルコ統計局は1日、2020年(1月~12月)の国内総生産(GDP)が前年比で1.8%増加したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、第4四半期(10~12月)は前年同期比5.9%増となり、通年でプラス成長となった。19年の実績(通年0.9%増)も上回った。

 今年は第1四半期が4.5%増だったものの、第2四半期はコロナ対策のロックダウン(都市封鎖)の影響で10.3%の大幅減。第3四半期は6.3%増と盛り返した。

 エルバン財務相はツイッターで「20年は世界でも少ない(プラス)成長の国になった」と述べた。インフレが加速していることから「21年は物価安定を優先させる」と訴えた。

 一方、エコノミストのムスタファ・ソメンズ氏は、プラス成長はあくまで低金利による消費刺激の結果だと強調。昨年11月以降、中銀が通貨安で金利を大幅に引き上げをざるを得なくなったことを念頭に、21年の成長に「かなりの脆弱(ぜいじゃく)さをもたらす」と指摘した。(了)

 

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