米テック企業にビットコイン購入ブーム=ビットバンク・長谷川氏
2021年02月09日 10時56分
EPA時事
ビットバンクの長谷川友哉マーケット・アナリスト=今回の相場急伸の引き金を引いたのは、米電気自動車(EV)メーカーのテスラによる15億ドル相当の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)購入の判明だが、米国では昨年から企業によるBTC購入の動きが続いている。テスラが仲間入りしたことで、いよいよ米テック企業のBTC購入ブームに火が付くと思われる。
値上がりしているのはビットコインだけではない。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に先物取引が上場されたイーサリアムも値上がりしている。ネム(NEM)やポルカドット、カルダノといった暗号資産も上昇が目立つ。これらの暗号資産は後発組だが、時間当たりの処理件数の高さなど優れた特徴を持つことから、次世代のプラットフォームを担う存在としての期待から物色されている。
BTCについては、節目となっていた1月8日の前回高値を上抜いたことで、テクニカル分析的には青天井と言える。値動きが荒いだけに調整が入ることは十分考えられるが、ドル建て相場は、第1四半期内に節目の5万ドルを突破する展開を予想している。(了)
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