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〔米株式〕NYダウ、6日続伸=3週間ぶり最高値更新(8日)

2021年02月09日 06時41分

AFP時事AFP時事

【ニューヨーク時事】週明け8日のニューヨーク株式相場は、米追加経済対策の早期実現に対する期待感が広がる中、6営業日続伸して引けた。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比237.52ドル高の3万1385.76ドルと、約3週間ぶりに史上最高値を更新して終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は131.34ポイント高の1万3987.64と、3営業日連続で最高値を塗り替えて取引を終えた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比3602万株増の10億1158万株。

 米議会上下両院は5日、政権が提示した大型経済対策の法案作りに向けた予算決議を可決。与党民主党単独での対策実現に道が開かれ、景気回復への楽観的な見方が広がる中、ダウは終日堅調な展開を維持した。

 また、イエレン米財務長官は7日、政権が目指す大型追加経済対策が成立すれば「2022年に完全雇用に戻る」と予想。この発言も地合いを強めたもようだ。

 8日は米主要経済指標の発表もなく、手掛かり難となる中、業種別では原油高を眺めてエネルギーが特に堅調な値動きを示した。金融、ITも買われたが、公益事業は軟調だった。

 個別銘柄では、ウォルト・ディズニーが4.9%高と、ダウ構成銘柄では上昇率首位。石油大手シェブロンが2.5%高。キャタピラーが2.3%高、金融株のゴールドマン・サックスが2.3%高、JPモルガン・チェースは1.6%高。ボーイングは1.9%高。暗号資産(仮想通貨)ビットコインによる商品代金支払いを近く可能にすると発表したテスラは1.3%高。一方、ナイキは1.2%安と、ダウ銘柄で下落率首位だった。(了)

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