米テスラ、ビットコインによる商品代金支払い可能に=相場は最高値更新
2021年02月09日 09時09分
EPA時事
【シリコンバレー時事】米電気自動車(EV)メーカー、テスラは8日、米証券当局に提出した書類で、暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)による商品代金の支払いを近く可能にすると明らかにした。これを受け、決済手段としての利用拡大に期待が広がり、ビットコイン相場は一時1BTC=4万6000ドル台に達し、最高値を更新した。
テスラは1月に現金の運用を多様化する方針を決定し、合計15億ドル(約1580億円)をビットコインに投資したことも明らかにした。今後も「デジタル資産を長期的に取得・保有する可能性がある」と説明している。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、ビットコインへの支持を表明。昨年12月にはツイッター上で、テスラの資産の多くをビットコインに置き換えることに関心を示していた。
米企業では電子決済大手ペイパル・ホールディングスが昨年10月、仮想通貨による支払いを導入すると発表した。金融緩和の長期化期待を背景に、投資資金が仮想通貨に流入しており、ビットコイン相場は昨年末以降、急騰している。(了)
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