東京市場サマリー(8日)
2021年02月08日 17時18分
【東京株式】大幅続伸=バブル後高値を更新
日経平均株価は前営業日比609円31銭高の2万9388円50銭と大幅に続伸。1990年8月以来となる2万9000円台を回復し、バブル崩壊後の最高値を更新した。東証株価指数(TOPIX)も33.00ポイント高の1923.95と昨年来高値を更新した。米経済対策の進展と企業業績改善に対する期待から幅広い銘柄が買われ、第1部銘柄の78%が値上がりし、値下がりは20%だった。出来高は15億8595万株、売買代金は3兆3924億円。
【東京外為】ドル、105円台半ば=ユーロ値動きでもみ合い
東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は終盤、目立った材料がなく方向感に欠ける中、ユーロの値動きにつられてややもみ合ったが、1ドル=105円台半ばの狭い値幅で推移した。午後5時現在は105円47~48銭と前週末(午後5時、105円49~49銭)比02銭の小幅ドル安・円高。ユーロは終盤、対円、対ドルともにもみ合い。午後5時現在、1ユーロ=127円00~00銭(前週末午後5時、126円22~23銭)、対ドルでは1.2040~2040ドル(同1.1963~1963ドル)。
【東京債券】先物、9日続落=長期金利は0.060%
債券先物は9営業日続落。長期国債先物の中心限月2021年3月物は前週末比14銭安の151円50銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債361回債の利回りは0.005%上昇の0.060%となっている。
【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、マイナス0.011%
日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均がマイナス0.011%(前営業日確報値マイナス0.010%)、最高レートは0.001%(同0.001%)、最低レートはマイナス0.060%(同マイナス0.070%)だった。
【東京原油】WTI高受け7日続伸
東京商品取引所のドバイ原油先物相場は7営業日続伸。中心限月7月先ぎりの終値は、前週末比410円高の3万7950円。日中立ち会いは、5日のニューヨーク原油(WTI)相場が対ユーロでのドル高や、米経済活動の正常化による需要回復観測を背景に上昇した流れを受け継いで、買いが先行。その後も株高などでリスク選好ムードが広がる中、底堅く推移し、先ぎりは一時、継続足で昨年2月末以来、約11カ月半ぶりに3万8000円台を回復した。
【JPX金】NY高受け5日ぶり反発
大阪取引所の金先物相場は5営業日ぶりに反発。中心限月12月先ぎりの清算値は、前週末比56円高の6164円。前週末のニューヨーク金先物相場が、ドル安を背景に上昇した地合いを引き継ぎ、日中立ち会いは急反発して始まった。前半は、NY金相場の伸び悩みを眺めて上げ幅を縮小したが、後半は持ち直し、始値水準まで値を戻した。
【経済統計】
◆20年の経常黒字、13.8%減=新型コロナで訪日客大幅減―財務省
◆1月景気ウオッチャー調査の現状指数、前月比3.1pt低下の31.2=内閣府
◆1月の企業倒産、前年同月比29.0%減の506件=負債22.2%減―帝国D
【ニュースから】
◆ワクチン輸送、ヤマトなど3社に=政府が事業者決定―来週接種開始
◆米CMEグループ、日本の電力・LNG先物を上場=NYMEXに、円建てで取引
◆ソフトバンクG、黒字3兆円=投資利益で過去最大―20年4~12月期(了)
日経平均株価
2021年2月15日、日経平均は1990年8月以来30年半ぶりに3万円の大台を回復した。新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が大打撃を受け …