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米SEC、取引制限措置を調査=ゲームストップ株乱高下への監視強化

2021年01月30日 03時21分

 【ニューヨーク時事】米証券取引委員会(SEC)は29日、ゲームストップなど一部銘柄の株価乱高下をめぐり、取引状況などを調査するとの声明を出した。声明は「極端に大きな株価変動は、投資家を急速に深刻な損失のリスクにさらし、市場の信頼を傷付ける可能性がある」と指摘し、過熱する取引をけん制した。

 米株式市場では、インターネット交流サイト(SNS)を通じて連携した個人投資家が、特定銘柄に大量の買い注文を出し、ゲームストップやAMCエンターテインメント・ホールディングスなどの株価が急騰。株取引アプリを運営するロビンフッドなど一部ネット証券は一時取引を停止する措置をとった。

 停止後には株価が急落。売買できなくなった一部個人投資家が損失を被ったとみられている。政界では、与野党から取引停止を批判する声が上がっている。

 一方で声明は、「連邦法で禁じられている操作的な取引活動などが事実として証明された場合は、個人投資家を保護するために行動する」とも表明した。SNS上で連携する投資家の行動もけん制したとみられる。(了)

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