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米石油精製大手、再生可能燃料の生産拡大へ

2021年02月04日 10時21分

EPA時事EPA時事

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)による各種の制限措置で人々の移動が制限されて燃料需要が抑制されたのを受け、製油業界は大きな損失を計上した。そうした中、独立系の米石油精製大手は、再生可能燃料の生産拡大計画を推進している。

 自動車業界ではガソリン車から電気自動車(EV)への移行が進んでおり、製油業者にとって再生可能燃料は希望の光となっている。製油大手首脳は、温室効果ガスの排出が少ない燃料についての説明に多くの時間を費やした。

 米石油精製大手マラソン・ペトロリアムのヘニガン最高経営責任者(CEO)は2日の年次決算報告で、2020年は122億ドルの損失を計上したと語った。その際、「再生可能燃料は注目すべきテーマだ。われわれは参入に向け非常に良い立ち位置にいる」と強調した。

 同社はカリフォルニア州マルティネス製油所を再生可能燃料施設に改修中だ。

 同業のバレロ・エナジーは先週、20年決算は14億ドルの損失だったと発表。ただ、再生可能ディーゼル部門は6億3800万ドルの利益を計上した。

 ゴーダーCEOは「クリーン燃料は未来の一部となるだろう。それが現実だ」と指摘した。

 フィリップス66は5日、20年は40億ドルの損失だったと報告した。

 同社はサンフランシスコのロデオ製油所で再生可能燃料を製造する計画だ。ガーランド会長兼CEOは「われわれもエネルギー転換に参加したい」と語った。(ロイター時事)

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