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原油相場、今後数週間内に下落の公算大=ゴールドマン

2020年06月10日 09時25分

AFP時事
AFP時事

 米金融大手ゴールドマン・サックスは8日付のリポートで、原油価格は今後数週間で再び下落する公算が大きいとの見方を示した。今後の需要動向が不透明なことや、過剰に積み上がった原油在庫の問題が背景にあるという。

 ゴールドマンは「(製油)マージンがかつてない低水準に落ち込んでいることは、割高な原油価格と一段と緩やかな需要回復の両方を反映している。この二つが、短期的な弱気見通しを支えている」と指摘した。

 その上で、北海ブレント原油価格の短期見通しを1バレル=35ドルとした。同日時点では43ドル近辺で推移していた。

 9日の北海ブレント原油先物は41ドル近辺。1999年6月以来の安値水準だった今年4月の15.98ドルを150%超上回っている。米WTI原油先物は同日、38.45ドルに上昇した。

 ゴールドマンは、2020年の北海ブレント原油価格見通しを1バレル=40.40ドル(従来予想は35.60ドル)とした。経済活動の再開をめぐり、投資家心理が前向きになっていると指摘した。WTIも36.00ドル(同33.10ドル)に引き上げた。(ロイター時事)

 

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