金融庁、「国際金融都市」実現へ拠点開設=英語のワンストップ窓口
2021年01月12日 12時07分
EPA時事
金融庁は12日、海外の資産運用会社などを対象に許認可をめぐる相談や申請に英語で対応する「拠点開設サポートオフィス」を開設した。登録や届け出の手続きがオンラインでも可能なワンストップ窓口を設けることで、投資ファンドの誘致など政府が目指す「国際金融都市」構想実現へ環境を整える。
麻生太郎金融相は、オフィス開設式の前に行われた閣議後記者会見で「世界に開かれた金融センターを目指したい」と述べ、ワンストップ窓口の設置で海外ファンドの誘致を促す考えを示した。
英語での受け付けは、海外で投資運用業や助言・代理業を営み、今後日本に参入する業者などが対象。約10人体制で、必要な金融商品取引業の登録相談などを行う。英語で新規登録した業者には、検査・監督も英語で行う。(了)
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