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米エアビー上場、初値は公開価格の2倍超=企業価値1000億ドル超え

2020年12月11日 07時18分

 民泊仲介大手の米エアビーアンドビーが10日、ナスダック市場に上場した。初値は新規株式公開(IPO)の売り出し価格(68ドル)の2倍以上となる146ドルで、今年最大規模のIPOを飾った。

 公開価格での時価総額は約872億ドルに上る。株価はその後、一時142.6%高の165ドルまで急騰した。

 同社は新型コロナウイルス感染拡大による移動制限の影響で予約が大きく落ち込むなどの影響を受けていたが、IPOは同社の急速な回復を示す格好となった。

 会議向け部屋の予約サイトとして2008年に設立された同社の企業価値は、4月の資金調達ラウンド時点でわずか180億ドルだった。

 オプションや制限付き株式などを含めると、完全希薄化後の評価額は1016億ドルに拡大した。

 IPOによる資金調達額は35億ドルに上った。IPOはモルガン・スタンレーとゴールドマン・サックスが主幹事を務めた。

 前日には米料理宅配サービス最大手のドアダッシュがニューヨーク証券取引所に上場し、初値が公開価格を約80%上回った。今年はこうしたテクノロジー系新興企業の好調なIPOが続いている。(ロイター時事)

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