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民泊エアビー、時価総額10兆円=米ホテル大手3社の合計上回る

2020年12月11日 09時34分

EPA時事
EPA時事

 【シリコンバレー時事】米民泊仲介大手エアビーアンドビー(本社サンフランシスコ)は10日、ナスダック市場に株式を上場した。投資家の成長期待を反映し、初値は公開価格の2倍超となった。終値に基づく時価総額は約1000億ドル(10兆4000億円)に達した。

 エアビーの時価総額は、米ホテル大手3社(マリオット・インターナショナル、ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス、ハイアット・ホテルズ)の合計を上回った。

 エアビーの初値は146.00ドルで、公開価格(68ドル)の2.1倍。終値は144.71ドルだった。

 2008年創業のエアビーは、旅行者と空き部屋を提供する家主を結び付けるサービスを世界で展開。「シェアリングエコノミー(共有型経済)」の旗手として急成長した。

 今年春には新型コロナウイルスの流行で宿泊予約が大幅に落ち込み、年内の上場が危ぶまれた。しかし、5月に25%の人員削減に踏み切ったほか、夏場に近距離の旅行需要が持ち直し、7~9月期は4四半期ぶりに黒字を計上した。(了)

 

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