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独自:来年度国債発行総額、236兆円=当初ベースで過去最高に

2020年12月18日 13時46分

時事時事

 財務省は18日、2021年度国債発行計画の概要を固めた。発行総額は236.0兆円で、20年度当初計画と比べて82.5兆円増加する。一般会計の財源不足を補う新規国債に加えて、過去に発行した国債の償還に充てる借換債や、財投債も大きく膨らむ。当初計画ベースで過去最高を更新する。

 内訳は新規国債が20年度当初比11.0兆円増の43.6兆円、借換債は39.2兆円増の147.2兆円、財投債は33.0兆円増の45.0兆円。復興債は0.7兆円減の0.2兆円となる。新規国債のうち赤字国債は37兆2600億円、建設国債は6兆3400億円程度をそれぞれ見込んでいる。

 20年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策のための財源確保で、新規国債発行額が112兆円に膨らんだ。これに伴い、21年度の借換債が増加する。

 消化方式別で見た21年度の国債発行計画は、市場関係者が注目する入札方式での定期的な国債発行額(カレンダーベース市中発行額)で、20年度計画(補正後)と比べて、9.1兆円増の221.4兆円となる。(了)

 

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