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「リブラ」を「ディエム」に=フェイスブック主導の暗号資産改称

2020年12月02日 09時13分

「リブラ」を「ディエム」に=フェイスブック主導の暗号資産改称
AFP時事

 【シリコンバレー時事】暗号資産(仮想通貨)「リブラ」の発行を目指す協会は1日、プロジェクトの名称を「ディエム」(ラテン語で「日」の意味)に変更すると発表した。当初の構想は、交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(FB)が主導し、各国・地域の通貨当局から批判を浴びた経緯がある。当局の認可取得に向けて、FBからの独立性を強調する狙いがあるとみられる。

 ディエムの運営母体となる協会は、本部を置くスイスの金融当局に免許を申請中。英紙フィナンシャル・タイムズは、早ければ来年1月に米ドルを裏付け資産とする通貨の発行が始まる可能性があると報じている。

 FBは昨年6月、円やドルなど複数の主要通貨を組み込んだ単一のデジタル通貨を発行する構想を表明した。しかし、金融システムの不安定化やマネーロンダリング(資金洗浄)への悪用を懸念する声が根強く、協会は今年4月に計画の見直しを発表し、個別通貨版を発行する方針を示していた。(了)

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