〔ブル&ベア〕マザーズ先物、サーキットブレーカー発動=「巣ごもり」軒並み安
2020年11月10日 09時49分
10日の大阪取引所では、マザーズ先物の取引について一時サーキットブレーカーが発動された。現物市場で、これまでにぎわってきた巣ごもり消費関連銘柄やデジタル化関連銘柄が軒並み大きく売られ、マザーズ先物の12月きりも5%超下落した。
現物市場では、メルカリ<4385>、弁護コム<6027>など、新型コロナウイルスのまん延による新たな生活様式に関連した銘柄が商いを伴って急落している。ジャスダック市場でも出前館<2484>が2割近く値下がりするなど、「巣ごもり消費」関連の弱さが目立つ。米ファイザーなどが開発する新型コロナワクチンの有効性が伝わり、巣ごもり関連銘柄には一斉に手じまい売りが出ているようだ。
また、マザーズでは5G・デジタル化関連とみなされているJTOWER<4485>も下げがきつい。9日の米国市場ではネットフリックスやアマゾン・ドット・コム、ズームなど情報技術株が売られ、ナスダック総合指数は下落。米情報技術株との連動性が高い新興市場の関連銘柄も連れ安となった。
一方で、好業績が確認されたホープ<6195>や、最近上場したRetty<7356>、カラダノト<4014>は買われている。東証マザーズ指数は急落しても、個人投資家の運用意欲は消えていない。(9時41分)
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