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米ウォルマート、コロナ禍でも年末商戦を楽観視=ネット通販好調で

2020年11月18日 10時57分

EPA時事
EPA時事

 小売り世界最大手の米ウォルマートは17日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)の影響で、米国の消費者の買い物がますますオンラインに移行する中、今年の年末商戦の売り上げに楽観的な見通しを示した。

 新型コロナ感染拡大によるロックダウン(都市封鎖)のピーク時に見られた生活必需品の需要急増は今年後半も続き、食料品からスポーツ用品に至るあらゆる商品を購入するため、消費者は即日配達や店舗での持ち帰りサービスに依存している。

 ウォルマートが同日発表した8~10月期(第3四半期)決算は市場予想を上回り、米国のインターネット通販の売上高は前年同期比79%増となった。すべての販路が好調に推移し、既存店売上高と利益率の向上に寄与した。

 サミット・グローバル・インベストメンツのデービッド・ハーデン社長兼最高投資責任者(CIO)は「オンラインへの投資が増えれば、ウォルマートは今よりも一段と『買い』だ」と述べた。

 ウォルマートはネット通販への投資を倍増させており、9月には米アマゾン・ドット・コムのサブスクリプション(定額制)サービス「プライム」に対抗する「ウォルマート+(プラス)」を開始した。

 ウォルマートのマクミロン最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で「今年のホリデーシーズンは明らかにユニークなものになる。多くの家族の集まりは小規模になるかもしれないが、飾り付けをしたり、お祝いをしたり、食べ物やプレゼントを楽しんだりしたいはずだ」と語った。(ロイター時事)

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