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〔ブル&ベア〕任天堂の弱さ目立つ=高バリュー株売りの一環か

2020年10月05日 14時59分

任天堂のロゴマーク=京都市南区
任天堂のロゴマーク=京都市南区

 東証1部銘柄の8割超が上昇するなど日本株が幅広く買われる中、任天堂<7974>の弱さが目立つ。前場から売りが優勢で、後場もマイナス圏で推移している。特に悪材料は見当たらず、「前週末の米国市場で見られたハイテクや半導体など高バリュエーション銘柄を売る動きが、東京市場でも一部で続いているのだろう」(銀行系証券)という。

 前週末の米国市場では、追加経済対策をめぐる与野党協議が進展するとの思惑が投資家心理を下支えし、景気敏感株中心に引けにかけて下げ渋った。一方で、ハイテク株は相対的に弱く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は大幅下落。「前週末の米市場では10年債利回りが上昇したこともハイテク株などの重しになった」(同)とされる。

 5日の東京市場では、任天堂のほか、東エレク<8035>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>など半導体株の一角が比較的大きく値を下げているほか、高バリュエーション銘柄の代表格であるエムスリー<2413>もさえない。(14時46分)

〔ブル&ベア〕について
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