〔米指標予測〕9月の就業者数、85万人増か=失業率は8.2%予想
2020年09月30日 06時30分
AFP時事
【ニューヨーク時事】米労働省が10月2日発表する9月の雇用統計に関する市場予測(ロイター通信調べ)によると、非農業部門の就業者数の予想中央値は前月比85万人増と、8月(137万1000人増)から伸びが大きく鈍化する見通し。失業率は8.2%と、8月の8.4%からの小幅改善が見込まれている。
ウェルズ・ファーゴは就業者数を82万人増と予想。8月の就業者数を24万人程度押し上げていた国勢調査関連の臨時雇用が、9月は約4万人減ると指摘。さらに「新規失業保険申請件数が下げ止まっており、求人が依然低調なことを示している」と説明した。
バンク・オブ・アメリカは就業者数を80万人増、失業率を8.1%と予想。9月の雇用の伸びは鈍化するものの、4月の急減以降に失われた雇用の51.5%が9月までに回復する計算になると説明した。一方で、低所得者層ほど雇用回復が遅れており、所得格差の拡大を招くと警告した。(了)
発表予定日:2020年10月2日
〔米指標予測〕について
米国の雇用統計やGDPなどを対象に指標発表前に市場関係者の事前予想値を紹介する記事です。統計発表日の数日前に配信しています。