マーケットニュース

コロナ感染再拡大 米雇用回復に「黄信号」

<2020年12月8日>

2020/12/05 15:06

米雇用回復、「黄信号」=バイデン次期政権、経済対策に重圧

AFP時事
AFP時事

【ワシントン時事】米国の雇用回復に「黄信号」が点灯している。新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて11月は改善ペースに急ブレーキがかかった。12月には悪化に転じるとの観測もあり、景気対策を優先課題に据えるバイデン次期政権には来年1月の発足時から重圧がのしかかる。

 4日発表された11月の失業率は6.7%。前月から0.2ポイント改善したが、職探しをあきらめた人が増えたことが主因だ。景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数の伸びは24万5000人と、市場予想のほぼ半分にとどまった。

 米国内の雇用は5月以降、順調に回復してきた。ただ、感染再拡大で11月は小売業などの雇用が減り、半年以上職が見つからない人は394万人と7年ぶりの高水準となっている。米銀大手ウェルズ・ファーゴのサラ・ハウス氏は「12月に雇用は減少に転じる恐れがある」と警告する。

 一方、議会与野党の対立で夏から停滞していた追加経済対策の協議に前進の兆しが出ている。超党派議員がまとめた9080億ドル(約95兆円)の支援法案がたたき台だ。企業の雇用維持を支援する補助金の復活、週300ドル(約3万1000円)の失業給付上乗せなどが含まれる。

 ただ、優先政策では溝が残る。バイデン次期大統領は4日の記者会見

 

メルマガ登録読者限定記事

この記事を読むためには
メルマガ登録が必要です。(無料)

※Webブラウザーのクッキー(Cookie)を有効にしてください。

メールマガジン
最新のリアルタイムマーケットニュースとデータをお手元に
よく読まれている記事
メルマガ一覧

過去分を表示する

メルマガ採録記事一覧

メルマガ採録記事一覧へ

関連製品 & お知らせ