• トップページ
  • 長期投資応援団一覧
  • 日本の個人投資家は「自分の長期戦略を貫く」が33%でトップ=相場急変時の行動をアンケート-フィデリティ・インターナショナル
ウォール・ストリート・ジャーナル
バロンズ・ダイジェスト

マーケットニュース

日本の個人投資家は「自分の長期戦略を貫く」が33%でトップ=相場急変時の行動をアンケート-フィデリティ・インターナショナル

2026年04月27日 07時00分

(出所)フィデリティ・インターナショナル(出所)フィデリティ・インターナショナル(クリックで表示)

 大手運用会社のフィデリティ・インターナショナルがグローバルに実施した「個人投資家調査」で、相場急変時の行動を尋ねたところ、日本では「投資行動に影響しない、自分の長期戦略を貫く」が33%でトップだった。次いで「一時的に投資を止めて状況をうかがう」が26%を占めた。

 アジア太平洋地域で見ると、「一時的に投資を止めて状況をうかがう」が25%でトップ、次いで「投資行動に影響しない、自分の長期戦略を貫く」が20%だった。

 フィデリティ投信 資産形成研究室長の畔柳淳氏は、この結果について「アジア太平洋地域の一定数の投資家が、長期的な視点を維持し、投資を継続している。これは、株式市場が下落局面を経た後に、新たな高値を更新する可能性があることについて、投資家の理解が進んでいることを示している」と評価した。

 また、日本について「投資を継続した人と投資を止めてしまった人の割合がいずれも高いという他国にはない特徴がみられる。このことから、日本の投資家層の中で、市場のボラティリティが高い局面における投資行動に二極化が進んでいることがうかがえる」と指摘した。

 その上で「中東を含む地政学的動向は、エネルギー市場やインフレを通じて短期的な不確実性を高めている。そのような時こそ、投資家は長期的な視点を持ち続けることが重要だ。市場が動くタイミングを正確に見極めることは極めて困難であり、不確実な局面においても投資を継続することで、最終的な回復局面や長期的な成長の恩恵を享受できる可能性が高まる」とアドバイスしている。

 調査は、今年2~3月に世界13カ国・地域の個人投資家1万3000人(うち日本は1000人)に実施した。

(出所)フィデリティ・インターナショナル(出所)フィデリティ・インターナショナル(クリックで表示)

◆期待の上位は、AI、エネルギー

 調査の中で、「今後12か月間で高い投資利回りを得られる分野」を尋ねたところ、日本の個人投資家では「テクノロジー/AI」(47%)、「エネルギー」(31%)、「金融」(22%)だった。

 アジア太平洋地域で見ると、「テクノロジー/AI」(61%)、「エネルギー」(36%)、「ヘルスケア」(28%)だった。

 畔柳氏は「AIなど、長期的な視点で成長の可能性が期待できる投資機会を探ることは重要だが、その一方で、短期的な市場の勢いや過度な期待に左右され過ぎない姿勢も求められる。急速な成長が見込まれるテーマには価格変動が伴うことが多く、分散投資と長期視点を持つことで、成長機会を享受しつつリスク管理が可能になる」とアドバイスしている。

 調査では、アジア太平洋地域の個人投資家では51%が「今後AIへの投資を増やす」と回答したのに対して、日本は26%にとどまり、相対的に慎重な姿勢がうかがえたという。

◆変動が大きな市場で、投資家の3原則

 フィデリティ・インターナショナルでは、「ボラティリティの高い市場環境下で、投資家が留意すべき、三つの原則がある」として、(1)投資を継続する (2)分散投資する (3)相場のタイミングを狙うのではなく、長期的な視点を持って投資する-を挙げた。

 

 

 

ウォール・ストリート・ジャーナル
オペレーションF[フォース]