資産づくりの在り方を変える大きなポイントに=新NISAスタートで-楽天証券の楠社長
2024年01月15日 09時00分
楽天証券の楠雄治社長は14日、同社主催の「新春講演会2024」であいさつし、1月にスタートした新しいNISA(少額投資非課税制度)について、「投資枠が広がり、制度が恒久化されたことで、普通の個人の資産づくりの在り方を大きく変えるポイントになるだろう」と述べた。
新NISAの利用状況について「すでに多くのお客さまに、投資信託の積み立てや、日本株の買い付けなど、たくさんの取引をいただいている」と指摘した。
また、同社の取り組みついては、新NISAに合わせて楽天投信投資顧問が業界最安水準の低コスト・インデックスファンド「楽天プラス」シリーズを設定し、残高に応じてポイントが貯まる「投信残高ポイントプログラム」を楽天証券が提供していることを紹介した。
さらに昨年12月には、オンラインの投資相談サービス「withアドバイザー」をスタートした。チャットでの相談のほか、一定以上の資産のある投資家にはプロのアドバイザーによる1対1のオンライン面談を提供している。
楠社長は、このサービスの狙いについて「皆さん、さまざまな投資資産をお持ちだと思う。自分はこの持ち方でいいのか、このポートフォリオでいいのか、長期で運用したいのだがどうしたらいいか、相続・贈与、保険の見直し、NISAの上手な使い方などさまざまな疑問に回答するサービスを始めた」と説明した。