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金融アドバイスの入手先、「友人・家族」がトップ=FPは4位-フィデリティ調査

2023年02月10日 09時30分

 

ファイナンシャル・アドバイスを求める日本人は少ない 求めるとしたら、友人、SNS、銀行の順ファイナンシャル・アドバイスを求める日本人は少ない 求めるとしたら、友人、SNS、銀行の順(クリックで表示)
ファイナンシャル・アドバイスを誰からもらうか
ファイナンシャル・アドバイザーが上位2位までに入る国は17の国や地域中6か国ファイナンシャル・アドバイスを誰からもらうか ファイナンシャル・アドバイザーが上位2位までに入る国は17の国や地域中6か国(クリックで表示)

フィデリティ・インターナショナルがまとめた金融行動や老後準備に関するグローバル調査によると、日本では金融に関するアドバイスを求めた人の割合は3割程度にとどまった。入手先を尋ねたところ、「友人・家族」が12%でトップ、次いで「SNS」「銀行」の順だった。アドバイスの担い手として注目される「フィナンシャルアドバイザー(FP)」は6%で4位だった。

 各国の調査でアドバイスの入手先を見ると、米国は「FP」がトップで19%だった。また、英国、オランダ、カナダ、香港、豪州で2位だった。この調査は2021年に開始したもので、今回が2回目。世界17カ国の2万人を対象に、昨年7~8月に実施した。

 フィデリティ・インスティテュート首席研究員の浦田春河氏は「日本では、お金に関するアドバイスを専門家以外の身近な人やSNSから得ている割合が多いことが特徴として挙げられる。政府の資産所得倍増プランの一環で少額投資非課税制度(NISA)の拡充が決定しており、金融教育や個人へのアドバイス体制の整備・拡充が急務であることが、今回の調査でも読みとれた」と話している。

フィデリティ・インスティテュート首席研究員の浦田春河氏


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