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新NISA3年目、9割以上が運用成績プラス=家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ

2026年01月26日 07時00分

(出所)「オカネコ 新NISA3年目の利用実態調査」(出所)「オカネコ 新NISA3年目の利用実態調査」(クリックで表示)
(出所)「オカネコ 新NISA3年目の利用実態調査」(出所)「オカネコ 新NISA3年目の利用実態調査」(クリックで表示)

 国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する400F(本社東京、中村仁社長)は、「オカネコ 新NISA3年目の利用実態調査」をまとめた。

 それによると、国内外の株価上昇や円安を背景に、9割以上の回答者の運用益がプラスになっていることが分かった。具体的には「大きなプラス(20%超)」が44.9%、「プラス(1~20%以下)」が45.3%だった。

 また、満足度についても「非常に満足している」(37.5%)、「どちらかというと満足している」を合わせて、9割超の回答者が満足していることが分かった。「不満」と回答した人は6.3%にとどまった。

 調査は1月中旬に、全国の「オカネコ」ユーザー382人に実施した。

◆物価高騰で、投資資金の確保が課題に

 「不満」と回答した人にその理由を尋ねたところ、「投資資金の捻出が苦しい」が43.8%でトップだった。オカネコでは「昨今の物価高騰が家計を圧迫していることから、投資資金の確保が継続性を左右する重要な変数になっている実態が浮き彫りになった」と分析している。

◆2026年の戦略、成長投資枠で「日本株シフト」

(出所)「オカネコ 新NISA3年目の利用実態調査」(出所)「オカネコ 新NISA3年目の利用実態調査」(クリックで表示)
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 調査の中で、2026年の成長投資枠の活用方法を尋ねたところ、「つみたて投資枠と同じ投資信託を買い増す(一貫性重視)」が52.4%でトップだった。次いで「日本の『高配当株・優待株』を購入(配当重視)」が37.2%、「米国の個別株・ETFを購入(成長・ドル資産重視)」が18.4%だった。

 オカネコでは「為替の不透明性や日本企業の株主還元強化を背景に、個人投資家の関心が国内資産のインカムゲインへとシフトしている傾向が見て取れる」と指摘している。

◆未利用者の理由、「リスクが怖い」「お金がない」

 NISAを利用していない人にその理由を尋ねたところ、「投資初心者なのでリスクが怖い」が32.5%でトップだった。次いで「投資にまわせるお金がない」(31.7%)、「手続きが面倒・億劫だから」(25.4%)の順番だった。

 また、「株価が高値圏にあり、今始めると損をしそう」(14.3%)、「開始直後のブームに乗り遅れ、今さら始めてもメリットが少なそう」(12.7%)とする回答もあった。

 オカネコでは「制度開始から2年が経過した現在においても、利用開始にあたっての手続きや制度理解を課題に挙げる層が一定数存在している実態が示された。また、現在の株価水準や利用開始のタイミングを懸念する回答も得られた」と分析している。

◆生涯投資枠1800万円の使い切り計画、「10~15年」がトップ

(出所)「オカネコ 新NISA3年目の利用実態調査」(出所)「オカネコ 新NISA3年目の利用実態調査」(クリックで表示)

 生涯投資枠(1800万円)を使い切る時期の見通しについては、「10~15年」が37.6%でトップ。次いで「最短(2028年まで)」が24.8%だった。

 オカネコでは「生涯投資枠の大きさを踏まえ、自身の収入やライフイベントに合わせて無理のないペースで投資を継続しようとする傾向が見て取れる」と指摘した。

◆NISAの満足度「市場の動向」「家計の余力」が重要な変数

 オカネコでは、調査結果について「新NISA利用者の多くが成功体験を得ている一方、満足度においては『市場の動向』と同等に『家計の余力』が重要な変数となっている実態が明らかになった」と指摘した。

 さらに、「未利用者層においては、リスクへの心理的ハードルや資金面に加えて、手続きや制度理解といった実務的な課題が依然として存在する現状が浮き彫りになった」とコメントしている。

◆400Fと「オカネコ」

 400Fは、「お金の問題を出会いで解決する」を理念に、2017年11月に設立された。家計改善、資産運用、保険などお金に関するさまざまなアドバイスを、ワンストップで無料相談できる国内最大級のプラットフォーム「オカネコ」を運営している。

 「オカネコ」は、スマートフォンから居住地や年齢、年収、家族構成などの約20の質問に答えるだけで、同エリア・同年代・同世帯構成の人と比較した家計状況を診断してもらえる。さらに、診断結果から推定した簡易ライフプランや、FPなどのお金のプロからのアドバイスコメントが届き、チャットや面談で個別相談もできる。

 

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